こんにちは!毎年100本ほど映画を鑑賞するライターyukoです。
今回は「ストレスは泣いて発散!涙が止まらない映画5選」ということで、
あなたはストレスを抱えたとき、どのようにストレス発散していますか?
ある記事によると、ストレス解消のために泣きたいときは、副交感神経を働かせる=リラックスした状態で、「感情解放の涙」を流すと効果的だそう。
「感情解放の涙って何??」
感情解放の涙とは、映画など目の前で展開される世界に没入することで、日々我慢していた心を思うままにはたらかせてあげることです。
つまり、「今・ここ」に集中し、目の前の世界に感情移入することがカギになるということですね。
泣ける映画の効果が分かったところで、涙が止まらない映画5選の紹介へ参ります。
どうぞ、お楽しみください。
世界から猫が消えたなら
製作年 2015年
監督 永井聡
主演 佐藤健、宮崎あおい
フィルマークス評価 ★★★★☆(3.6)
あらすじ:
不運な事故から、余命わずかと宣告された郵便配達員、「僕」。絶望を感じるなか、いえに帰ると「僕」と同じすがた形をした悪魔がいた。悪魔は僕にある取引を持ち掛ける。「お前の大切なものをこの世界から1つ消すことと引き換えに、寿命を1日伸ばしてやる」。
こうして、僕のまわりからは毎日1つずつ、大切なものが消えていった。消えていくのは、どれも大切な人との大切な思い出が詰まったものたち。僕は、1日生き延びるたびに大切なものとその思い出を失っていく。
果たして、取引により僕が気づいた、人生で大切なものとは。生きる希望とは。
おすすめポイント:
泣けます。とにかく泣けます。物語にはファンタジー要素が入っていて、映画の世界に入り込むきっかけをくれます。上映時間103分、集中しっぱなしで「自分が僕だったら…」とつい考えてしまいました。
悪魔が取引として持ち掛けるのは、1日の寿命と1つの大切なもの。一見、「そんなものなくしたところで何も変わらないんじゃない?」と思うものでも、実はたくさんの思い出を秘めているのです。
考えてみましょう。
この世界からぬいぐるみがなくなったら?写真がなくなったら?スマホがなくなったら?それらに関するの思い出もすべてなくなるとしたら?
じつに多くの思い出が消えてしまいますよね。私の場合、ぬいぐるみがなくなってしまったら大切な親や恋人との思い出が失われてしまいます。想像しただけで悲しすぎる…
この映画を見ると、たくさんの人に支えられ、たくさんの愛をいただいて生かされていることに気付きます。
他人ごとだけど、自分ごと。そんな不思議な世界で、自分にとって大切な人を思い浮かべながら見て欲しい1作です。
コーヒーが冷めないうちに
製作年 2018年
監督 塚原 あゆ子
主演 有村架純
フィルマークス評価 ★★★★☆(3.7)
あらすじ:
そこは不思議な喫茶店。なんでも、過去に戻れるとのうわさがある。喫茶店で働いている「時田数」という女性にコーヒーを淹れてもらうと、一時的に過去に戻って、会いたい人と会うことができるんだそう。でも、過去に戻るにはいくつかルールがある。
・時田の入れるコーヒーがカップを満たしてから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけしか、過去には戻れない
・喫茶店を出ることはできない
・過去に戻ってどんなことをしても、現実は変わらない…などなど。
喫茶店には、過去に悔いを残した人々が連日訪れる。
あなたもちょっと、覗いてみない?
おすすめポイント:
母とふたりで鑑賞していたのですが、もう号泣号泣、涙が止まりません。細かすぎるルールも、現実にこの喫茶店が存在しそうで、好きなポイントです。
登場人物たちは、それぞれのストーリーを持って過去に戻ります。
病におかされる前の妻に会いに行く夫、気になっていた彼が遠くへ行くと知り、心境を聞き出したいOL…など。
コーヒーを淹れて冷めないうちに現実世界に戻って来なければいけないので、限られた時間で要点を話したり、聴いたりしなければなりません。
ところが、いるんです。会いたい人と離れたくなくて、上手くできない人が。もっと話していたくて、時間が迫ってくる人が。見ている私たちの方が、「早くはやく!!」と感情移入してしまって、すごく切ない気持ちになる。たまりません。
さらに、有村架純ちゃんの演技がまた切なすぎるんです。
有村架純ちゃん演じる時田数は、喫茶店で働く女性。でも、じつは彼女がその喫茶店で働き続けているのには理由があります。
理由はネタバレになるのでお話できませんが、その理由により、数はずっと自分を責め続けていたんですね。
そんななか、同じ大学の伊藤健太郎演じる新谷くんといい感じになります。
でも数は過去のできごとから、自分の幸せを心から喜べず…って感じなんですけど、恋愛模様が甘酸っぱくて!切ないだけではなくて、ちゃんと現実世界の楽しみも残しておいてくれるところが、私は好きでしたね。
さあ、あなたにもいませんか?過去に戻って、話したい人。
戻れるなら、どんな話をしたいか、想像しながら見て頂きたい映画です。
ウォルト・ディズニーの約束
製作年 2013年
監督 ジョン・リー・ハンコック
主演 トム・ハンクス、エマ・トンプソン
フィルマークス評価 ★★★★☆(3.8)
あらすじ:
ディズニーの名作ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の制作秘話。ウォルト・ディズニーは娘との約束を果たすため、当時まだ児童文学だったメリー・ポピンズの映画化を、作者のP.Lトラヴァースに交渉する。しかし、物語に深い愛情と想いを注いでいたトラヴァースとの交渉は難航し、ついに交渉は20年目に突入。
ディズニーは、トラヴァースがなぜ断り続けるのかその原因を解きほぐし、あるキーパーソンの想いを必ず映画に反映させることで決着をつける。
おすすめポイント:
「メリー・ポピンズ」を見たことがない方は、ぜひ一見してから見て頂きたい作品です。
「メリー・ポピンズ」は、1964年にアメリカで公開されたミュージカル映画。当時はまだ珍しかったであろうアニメーションと俳優を合成した映像は、いま鑑賞しても、とても素敵。
富豪ではあるものの両親ともに忙しい家庭に生まれたジェーンとマイケルの元に、家政婦のメリー・ポピンズが現れ、子どもたちの心に寄り添いながら、家族の絆を取り戻していく物語です。
「メリー・ポピンズ」は作者P.Lトラヴァースの実体験を基に描かれた作品。あらすじでも言及した、あるキーパーソンへの想いを大切にするが故に、交渉は難航します。
しかし、ディズニーが解きほぐしてみると、その気持ちは素直そのもの。
ディズニーとトラヴァースが協力して完成させた作品、「メリー・ポピンズ」をトラヴァースが試写室で見る姿は、何度みても感動してしまいます。
それはひとえに、エマ・トンプソンのちから。彼女が演じるトラヴァースは、一見とても強くて、頑固で、わがままに見えるけれど、本当はとても繊細で、やさしく、臆病なことが、演技をとおして伝わってきます。
幼少期のできごとが、「見た目」のトラヴァースをつくり上げている。そんなことまで観客に連想させてくれます。さすが!!
トム・ハンクスの演技は言わずもがな。
彼らの演技を見るだけでも、ストレスなんて吹き飛びそうです。
ビリギャル
製作年 2015年
監督 土井裕泰
主演 有村架純
フィルマークス評価 ★★★★☆(3.7)
あらすじ:
高校生にして、小学4年生の頭脳しかなかったギャル・さやか。勉強もせず、友達と遊びほうけていたが、気づけばもうすぐ大学受験。さすがにまずいと、さやかの母・ああちゃんは、さやかに塾へ行くことを勧める。
しぶしぶ塾へ向かったさやかが出会ったのは、ほめて伸ばす講師・坪田だった。
坪田は金髪・ミニスカのさやかを見て一瞬度肝を抜かれるが、根は素直な生徒とすぐに確信、慶応大学への進学を勧めることに。
はじめはノリで慶応大学進学を目指していたさやかだが、坪田や母の懸命な応援に応えようと、次第に本気で目指すように。これまで逃げてきた壁をまえに挫折しそうになるも、まわりの励ましにより目標を達成する。
おすすめポイント:
既にみなさんご存じの作品かもしれませんが、改めて見るとやはり面白くて泣ける!
とくに、これまで人生から逃げ続けていたさやかが、周りの応援に応えようと必死に勉強したり、「やっぱり自分にはムリなんだ」と自暴自棄になっても、そこからまた頑張る姿は胸にこみあげるものがあります。
人間はひとりだと、つい自信をなくしたり辞めてもいいやと考えがちで、本来の目標を達成するには、まわりの支援は必要不可欠なんですね。そして、人を信じるということ!ビリギャルでは、そのメッセージが強く発信されています。
さやかがどんな珍回答をしても、点数が低くても、坪田先生は必ずいいところを見つけます。「ダメな人間がいるのではなく、ダメな指導者がいるだけ」と生徒を責めることなく、信じ続けます。
人を信じることは、簡単そうで難しいもの。わかりやすく表現されているこの映画で、最近自分が忘れているものを思い出せるかもしれません。
ボヘミアン・ラプソディー
製作年 2018年
監督 ブライアン・シンガー,デクスター・フレッチャー
主演 ラミ・マレック
フィルマークス評価 ★★★★★(4.2)
あらすじ:
伝説のバンド、QUEEN結成からフレディ・マーキュリーの病死まで、彼らの軌跡をたどる映画。
小さなパブから始まったQUEENは、その才能から瞬く間にときの人に。しかし、メインボーカルのフレディがソロでの活動を始めたことから、徐々にその友情に亀裂が入っていく。
ゲイというマイナリティな要素、そして無茶な生活ぶりから、世間に追い詰められていくフレディ。もう一度QUEENでやり直さなければと気づいたときには、彼は病におかされていた。
「最後のステージになるかもしれない」…QUEEN全員が揃い、真骨頂を発揮したとき、その圧巻のステージに全世界がひとつになる。
QUEENの楽曲を映画のなかで聞くことができ、立ち振る舞いもQUEENそのもの。彼らを知らない人でも鳥肌が立ち、感動の涙を流すこと間違いなし!
おすすめポイント:
映画館で鑑賞していたとき、最後のステージの場面で涙ぐんで、画面が見えなかった記憶があります。それくらい感動して、のめりこんで、QUEENのステージに魅了されました。
QUEENのメンバーはもちろん俳優さんが演じてはいるのですが、立ち振る舞いや声、顔、すべてが本人そっくりで、本物のQUEENを見ているかのようでした。
さらに、ストーリーもできすぎで。実話と思えないほど、人間らしく、勇敢で、友情に溢れているのです。
そして、自分が病だと知っていてもなお、最後まで自分の仕事に身を投じられる人がこの世にどれだけいるのでしょうか。こんな言葉はふだん使いませんが、本当に魂で人の心を動かしたバンドなんだと感じました。
QUEENの勇姿、ぜひ最後まで見届けてください!
まとめ
さて、ここまで「ストレスは泣いて発散!涙が止まらない映画5選」紹介してきました。
いかがでしたか?
私たちが過ごす現代社会は、ストレスが多い世界。
映画の世界観を借りて、思い切り涙を流しましょう!
最後に、商品のご紹介です。
ボヘミアン・ラプソディーはとくになんですが、大画面で鑑賞すると最高です!
おすすめのホームプロジェクターのリンクを貼っておきますので、よかったら見てみて下さいね。
私も同じ製品を1台持っているのですが、画質がキレイだし、音量も大きいし、わりとお手頃だし、なにより色んな媒体の動画をみれて満足しています^^
ファイヤースティック、USB、パソコン、ゲーム機、スマホ、DVDプレーヤーなどなど。
いつか仕事用のパソコンとつないで、モニター代わりに使ってもいいななんて。
友達を家によんで、映画鑑賞会をしてもいいななんて。
本物さながらのライブ映像とビールを片手に、1台いかがですか?
私もお酒を飲みながら鑑賞したくなってきました…(笑)
では!また次回をお楽しみに。
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