ストレスと付き合う

ツメノアシオト

最近よく、本屋の店頭でどうやって心のストレスとうまく付き合っていくか系の本を見ます。

それだけストレスの多い社会になっているのか、人々がストレスに弱くなっているのか、はたまた個人の発言できるチャンスが多い世になったからか…要因はわかりませんが、今回の本題はそこではありません。

健全者がストレスを感じたとき、または「あ、自分やばいな」とわかっているときは、これらの本を手に取ると思います。

だってストレスをどうにかしたいし、できるだけ楽しく生きていきたいし。

でも、これらの本を一番必要としている人たちは、これらの本を手にすら取らないと思うんです。

本屋に行く元気もないし、それを考える余裕すらない人。

だから、まだ「やばい」の自己認識ができる人だけにそれらの本が届くことは、意味がないと思います。

と言いますのも。

先日、ある方が亡くなりました。自死だったそうです。

私はその方を知らなかったし、詳しいことはわからないけど、ただ、同い年でした。

その時自分自身がしんどい状況だったのもあって私はなんだかすごく悲しくなって、どういう人だったのかなぁとか、何を楽しいと感じていたのかなぁとか、逃げても良かったのになぁとか、もし私が関わっていたとしたら何ができたかなぁとか、一人で考えて、彼のためにそっと泣きました。

きっとその方は、心のストレスとうまく付き合っていく系の本なんて、読んでなかったと思います。

こちらが気づいてあげることが必要だった気がするんです。

だから、「あの人は元気だし大丈夫だよ」といって、心配することをおろそかにしたくない。

「大丈夫」と言って大丈夫じゃない人もいます。

心のストレスとうまく付き合っていく本の知識が自分にあれば、そのとき人を救うことができるかもしれません。

それができたとき、一番必要としている人たちにとっても意味のある本になるんだと思います。

気づいて、頼ってもらえる人になりたい。

ちょっとそんなことを考えた夜でした。

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